日本最古の遊園地「浅草花やしき」と、生まれかわった「花やしき通り」

「浅草花やしき」と言えば、江戸時代に開園した日本最古の遊園地。その歴史の長さから、「親子3代にわたって利用経験がある」なんていう家庭もあるほど。同園は、昭和28年生まれの日本現存最古コースター「ローラーコースター」があることで有名だ。しかし、これ以外にも観光の目玉が登場したのをご存知だろうか。その名は「大江戸ステージ」。これは、隣接する「花やしき通り商店街」と同遊園地が一体となって完成した新名所でもある。
こちらが作られた経緯はこうだ。実は、国際通りから浅草寺境内を結ぶ「花やしき通り商店街」では、通りのリニューアルを検討していた。リニューアルのモチーフは、ズバリ「江戸町」。ひるがえって、かねてから「浅草の人通りを増やしたい」と考えていた花やしきの田中英利社長は、その通り側に舞台が開いたステージを2008年に開設(大江戸ステージ)。こちらでは、毎日「JAE(旧JAC)浅草活劇団」のメンバーによるネオ時代劇「忍術武芸帖」などを繰り広げようというもくろみだ。他にも、園内や花やしき通りを黄門様ご一行や新撰組隊士が、あの風体で行脚する催しも。彼らの仕事は、ごあいさつや写真撮影のお手伝いだ。
そのほか、ステージの1階部分には、侍やお姫様のコスプレができるフォトスタジオ「なりきり屋(10:00~18:00まで営業。料金は1人3,000円~)」や、浅草寺宝蔵門にぶら下がる“大わらじ”のふるさと山形の味を提供する食べ処「花福」が新規開店。これらのお店やアトラクションステージは、入園しなくても楽しめるようになっている。つまり、無料だ。こんな形式なら、気軽な気持ちで「行ってみようかな?」と思える人は多いのではないだろうか。

このリニューアルに合わせ、園内にも新登場したものもある。まず一つが、花やしき園内ステージ「フラワーステージ」。大江戸ステージとは反対を向いた形で存在する、花やしき来園客に向けたステージだ。二つ目は、メンコ横綱“花昇龍”。彼は園内をグルグルと常時巡回しつつ、突如お客さんの前に現れる。そして、あらかじめ用意してある「大メンコ相撲 花やしき春場所」という舞台で勝負を挑んでくるのだ。勝負の手段は、名前の通り“めんこ”が使われる。そう、昔から日本にある、伝承遊びだ。子供たちだけでなく、昔とった杵柄のパパも楽しめそうな催し物と言えよう。
そのほか、「歴史散歩」ができるような“新工夫”も登場。園内には、設置から40年を超える長寿アトラクションや名所が多いが、その歴史やうんちくを紹介したプレートが設置される事になったのだ。何しろ、同園の開園は1853年。江戸から明治、大正、昭和そして平成と5つの時代を生き抜いているのだから、刻まれている歴史も半端でない。遊びながら、ちょっとした豆知識を増やす事もできそうである。
浅草花やしき
所在地:東京都台東区浅草2-28-1
電話番号:03-3842-8780
営業時間:10:00~18:00(営業時間は季節・天候により異なる)
入園料:大人(中学生以上) 900円、小人(5歳以上)と65歳以上 400円
http://www.hanayashiki.net/index.html
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